リプロセルが続伸し戻り高値、再生医療製品の臨床試験など注目される

■大きく調整したが「相場の呼吸」は健全とされて注目再燃

リプロセル<4978>(JQG)は2月25日の後場、10%高に迫る390円(34円高)で始まり、続伸基調となっている。前場は一時15%高の409円(53円高)まで上げる場面を見せて戻り高値に進んだ。

 同日朝、「再生医療製品『ステムカイマル』の第2相臨床試験における第一例目の被験者への投与開始」を発表し、注目集中となった。発表によると、治験実施医療機関は日本国内10ヵ所を予定しており、希少疾病用再生医療等製品に指定されているため、審査期間が通常よりも短縮されると見込んでいるという。

 このところは、大阪大学のiPS細胞シートによる心臓手術のニュースを契機に1月下旬から急伸し、2日連続ストップ高を交えて数日のうちに206円から475円まで2.3倍になった。その後は上げ幅の「3分の2押し」前後まで調整し、出直り基調に転じている。「3分の1押し」や「3分の2押し」「半値押し」などは、相場の呼吸にムリのない健全な調整メドとされている。(HC)

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