トレジャー・ファクトリーは売り一巡、20年2月期既存店売上は順調

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 トレジャー・ファクトリー<3093>(東1)はリユースショップを展開している。20年2月期は先行投資負担で営業・経常利益横ばい予想だが、単体既存店売上は2月が5ヶ月ぶりの前年比プラスとなり、通期ベースでも101.0%と順調だった。収益拡大を期待したい。株価は地合い悪で昨年来安値圏だが、売り一巡して反発を期待したい。なお4月14日に20年2月期決算発表を予定している。

■リユースショップを展開

 総合リユース業態トレジャー・ファクトリーや服飾専門リユース業態トレファクスタイルを主力とするリユースショップを、首都圏直営店中心に展開している。収益面では第2四半期(6~8月)の構成比が小さい季節特性がある。

 20年1月末時点の店舗数は、グループ合計193店舗(タイの3店舗を含むトレジャー・ファクトリー65店舗、トレファクスタイル53店舗、トレファクスポーツ5店舗、ユーズレット7店舗、ブランドコレクト3店舗、トレファクマーケット1店舗、16年9月子会社化したカインドオル41店舗、18年3月子会社化したゴルフキッズ18店舗)である。

 中期成長戦略として、リユース事業の成長(年間15店舗前後の新規出店、買取の強化、EC販売の拡大)、M&Aによる成長、海外市場での成長(タイのバンコクで多店舗展開モデルを構築して収益化、他国への展開)、新規事業への投資(トレファク引越やECドレスレンタル「Cariru」事業への投資継続)を推進している。

 EC事業の本格展開やビッグデータを活用した新規ビジネスの創出に向けて、19年1月システム開発のデジタルクエストを子会社化した。20年1月にはリユース企業間のBtoBネットオークション事業「トレファクライブネットオークション」を開始した。またレナウンの「着るダケ」とトレファクがサービス提携した。

 20年2月にはAIアプリのXZ(クローゼット)運営のSTANDING OVATIONと資本業務提携し、手持ちの服を簡単にリユースする仕組みを協同開発した。

■20年2月期営業・経常利益横ばい予想

 20年2月期の連結業績予想は、売上高が19年2月期比11.3%増の197億41百万円、営業利益が0.4%増の9億09百万円、経常利益が0.2%減の9億48百万円、純利益が10.8%増の6億26百万円としている。配当予想(19年8月9日に第2四半期末1円上方修正、20年1月10日に期末1円上方修正)は、19年2月期比2円増配の18円(第2四半期末9円、期末9円)である。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比8.1%増の140億61百万円、営業利益が11.1%増の7億15百万円、経常利益が14.7%増の7億71百万円、純利益が19.2%増の5億27百万円だった。単体既存店売上が101.6%と堅調に推移し、新規出店も寄与して増収だった。さらに単価上昇や原価適正化も寄与して2桁増益だった。

 通期は新規出店15店舗前後、単体既存店売上101%を目指し、既存店売上総利益率も19年2月期と同程度を見込むが、物流センター増床や新規出店に伴う費用増加など、先行投資で営業・経常利益横ばい予想としている。第3四半期累計の進捗率は売上高71.2%、営業利益78.7%と順調である。

 月次売上(単体直営店の店舗売上、前年比速報値ベース)を見ると、20年2月は全店110.8%、既存店105.3%だった。既存店売上は5ヶ月ぶりの前年比プラスだった。春物衣料、生活家電、家具が好調だった。新規出店0店舗、退店0店舗で20年1月末時点の店舗数は131店舗となった。なお20年2月期通期ベースでは全店105.5%、既存店101.0%と順調だった。

■株主優待制度は2月末の株主対象

 株主優待制度は毎年2月末時点の1単元(100株)以上保有株主を対象として実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は売り一巡

 株価は地合い悪で昨年来安値圏だが、売り一巡して反発を期待したい。3月10日の終値は645円、前期推定連結PER(会社予想連結EPS55円32銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想18円で算出)は約2.8%、前々期実績連結PBR(前々期実績連結BPS378円68銭で算出)は約1.7倍、時価総額は約75億円である。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)

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