ケイアイスター不動産が後場再び上値を指向、FC店舗向け業務支援ツールやリースバック新事業などに期待強まる

■業務支援ツールは物件・顧客業務など一元管理し大幅な効率化を実現

 ケイアイスター不動産<3465>(東1)は6月8日の後場、一段と強福美、14時を過ぎて1682円(43円高)まで上げ、前引けの1662円からみても強調相場となっている。

 前引け後、フランチャイズ(FC)店舗向けの業務支援ツール「KEIAI PRO NET」の導入割合が開始から9ヵ月で9割を超え、22店舗中20店舗(2020年5月末現在)に拡大したと発表。ITの積極導入が改めて注目されている。

 この業務支援ツールは、物件情報を各メディアに一括入稿したり、物件管理・顧客管理業務を一元管理することが可能な不動産業務支援ツールで、不動産店の業務や集客支援などの大幅な効率化を実現した。

 不動産テックに特化した業界垂直統合SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)を提供する株式会社いえらぶGROUP(東京都新宿区)との提携により開発した。ケイアイスター不動産のFC事業は19年6月に始まり、直近はオープン準備中を含めると30店舗を超えている。

 また、ケイアイスター不動産は、6月18日から「KEIAIのリースバック」も開始した。自宅の売却を検討している方などが、まず自宅を売って資金を得つつ、売却後も賃貸として住み続けられるサービスで、高齢化社会の本格化と住宅事情の変化を受け、新たな不動産活用法として広がり始めたサービス。主事業の戸建住宅分譲に次ぐ事業として注目されている。(HC)

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