【株式市場】一時的に米中関係悪化が懸念され日経平均は400円幅で高下し小高い

株式

◆日経平均は2万2621円84銭(184円57銭高)、TOPIXは1591.45ポイント(12.36ポイント高)、出来高概算(東証1部)は6億2202万株、

 6月23日(火)前場の東京株式市場は、日経平均が400円幅で高下し乱調となった。NYダウの154ドル高やNASDAQ指数の最高値などを受け、日経平均は取引開始後に237円88銭高(2万2675円15銭)まで上げた。ほどなく米大統領補佐官の発言と米中関係悪化の懸念、NYダウ先物の一時300ドル安などが伝えられ、日経平均は10時半頃に180円13銭安(2万2257円14銭)まで下落した。ただ、日本製鉄<5401>(東1)は一時マイナス圏に沈んだだけですぐに戻し、トヨタ自動車<7203>(東1)は堅調なまま回復。日経平均も急速に戻して前日比プラスに浮上した。

京都きもの友禅<7615>(東1)が「新事業の開始」発表など好感されてストップ高。メディカル・データ・ビジョン<3902>(東1)キーウェアS<3799>(東2)は行政や教育、医療などのデジタル化推進策が材料視されて年初来の高値。ディー・ディー・エス<3782>(東マ)は教育界向けの万能認証基盤などが材料視され急伸。テイツー<7610>(JQS)は年商20億円戦略の要とするモバイル商材の全店展開完了が期待を呼びストップ高。

 東証1部の出来高概算は6億2202万株、売買代金は1兆1642億円。1部上場2167銘柄のうち、値上がり銘柄数は1453銘柄、値下がり銘柄数は610銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種が値上がりし、輸送用機器、倉庫・運輸、ゴム製品、その他金融、海運、繊維製品、非鉄金属、不動産、などが高い。(HC)

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