【株式市場】日経平均は次第高となり199円高、鉄鋼株が好決算で買われ半導体関連株も高い

◆日経平均は2万8131円87銭(199円67銭高)、TOPIXは1943.92ポイント(13.19ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億838万株

 8月5日(金)前場の東京株式市場は、日本製鉄<5401>(東証プライム)が四半期決算など好感されて高く始まり、市場予想を大幅に上回った加賀電子<8154>(東証プライム)は急伸。大手商社も総じて堅調。東京エレク<8035>(東証プライム)などの値がさ半導体関連株は米NASDAQ高などを受けて続伸基調となった。日経平均は17円安で始まったが、ほどなくプラス転換してからは次第高となり、午前11時前に234円84銭高(2万8167円04銭)まで上げ、前引けもほぼ200円高。今年6月9日以来、薬2ヵ月ぶりの高値に進んだ。

 アイロムG<2372>(東証プライム)が急伸しストップ高となり第1四半期の大幅増益など好感され、大阪チタニウムテクノ<5726>(東証プライム)は黒字転換と3期ぶり復配など好感され活況高。住石HD<1514>(東証スタンダード)はロシアのサハリン2の代替需要への期待などで一段高。トーラス・オン<6696>(東証グロース)は四半期黒字化など好感され出直り拡大。フォースタートアップス<7089>(東証グロース)は第1四半期好調とされ朝から気配値のままストップ高。

 新規上場のクラシコム<7110>(東証グロース)は午前9時13分に1520円(公開価格1420円の7%高)で初値をつけ、1799円まで上げて前引けは1720円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は6億838万株、売買代金は1兆4228億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1316銘柄、値下がり銘柄数は444銘柄。

 また、東証33業種別指数は26業種が値上がりし、鉄鋼、その他製品、卸売り、証券商品先物、金属製品、食料品、精密機器、情報通信、機械、電気機器、医薬品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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