【株式市場】材料株物色が活発で日経平均は伸び悩むが反発

株式

◆日経平均の終値は1万7860円47銭(68円31銭高)、TOPIXは1445.65ポイント(1.12ポイント高)、出来高概算(東証1部)は23億8318万株

チャート6 7日後場の東京株式市場は、前場の乱高下に比べれば小動きの展開となり、日経平均の高値と安値の差は前場の500円強に対して300円弱にとどまった。上海市場は堅調に推移しトヨタ自動車<7203>(東1)なども堅調だったが、米国7日のNY市場がレーバーデー休場のため模様ながめムードが拭えないようだった。

 東芝<6502>(東1)が順延していた前期決算の発表を朝9時30分頃に実施し、後場も堅調を続けて大商いとなり、クボテック<7709>(東1)は前週に続いて古河電気工業<5801>(東1)の「次世代フライホイール蓄電システム」に提供するフライホイールを材料に3日連続ストップ高。日本化薬<4272>(東1)は極小ナノカプセルに入れる抗がん剤の報道などを材料に急伸し、ナノキャリア<4571>(東マ)がストップ高。リコー<7752>(東1)は投資ファンド、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントによる株式取得などが思惑視されて急伸。上場4日目のベステラ<1433>(東マ)は連日の高値更新となり、インフォメーションクリエーティブ<4769>(JQS)は日立グループからの需要増やマイナンバー関連需要の増加期待などが言われて急伸。

 東証1部の出来高概算は23億8318万株(前引けは13億3867万株)、売買代金は2兆3548億円(同1兆2500億円)。1部上場1896柄のうち、値上がり銘柄数は724(同501)銘柄、値下がり銘柄数は1060(同1309)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、倉庫・運輸、輸送用機器、水産・農林、電力・ガス、空運、鉄鋼、金属製品、ゴム製品、電気機器、などとなった。

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