マーケットエンタープライズは全国のリサイクルショップが加盟するリユースプラットフォーム「おいくら」との本格連携を開始

マーケットエンタープライズ<3135>(東マ)は、総合買取サービス「高く売れるドットコム(https://www.takakuureru.com/)」と全国のリサイクルショップ998店舗(2020年6月末時点の有料加盟店舗数)が加盟するマッチングプラットフォーム「おいくら(https://oikura.jp/)」との連携を、7月7日(火)から本格開始した。これにより、「高く売れるドットコム」から「おいくら」への送客数は4倍にまで増加することを見込んでいる。

 同社は、全国主要都市10か所での買取拠点設置に加え、ITとリアルを融合させた独自のビジネスモデルを構築し、ネット型リユース事業を展開。総合買取サービス「高く売れるドットコム」では、毎月4万件以上の買取依頼が寄せられている。一方で、地理的・商材的な制約により、リユース可能な商材にも関わらずお取扱いできない案件が約2万件発生していた。

 こうしたことから、2019年2月に加盟している近隣のリサイクルショップ20店舗に一括査定を依頼することができるリユースプラットフォーム「おいくら」を事業承継し、2019年6月からは同社が運営している「高く売れるドットコム」とのシステム連携を開始した。

 連携開始後、2019年7月から「おいくら」への送客数は増加したものの、加盟店様へのリユース商材に関する情報量が不足していたことや、不用品を売却したいお客様と加盟店を距離のみでシステムマッチングしたことから、マッチング率が想定通りに伸びず、2019年10月に一時送客を停止し、マッチング精度向上に向けたシステム開発を行なってきた。新たなシステム開発においては、買取に係る情報量を拡充するとともに、距離による近隣のリサイクルショップの選別に加え、加盟店がより得意とする商材や一括査定に対する返信率など、複数の項目を掛け合わせることで、より精度の高いマッチングが実現できるようになったことから、7月7日(火)より「家電高く売れるドットコム」をはじめとした同社が運営する22の買取専門サイトとの本格連携を開始する運びとなった。

 加盟店にとっては「おいくら」を通じた集客数及び買取機会の増加が見込まれる。また、不用品を売却したい顧客は、「高く売れるドットコム」でお取扱いできなかった品物に関しても買取の機会が生まれることになる。同社はこうした施策を通じてリサイクルショップの集客のDX化を推進し、売り手・買い手の双方の満足度のさらなる向上を推し進め、リユース市場全体の活性化を目指すとしている。

■リユースプラットフォーム「おいくら」
 ウェブサイト:https://oikura.jp/

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る