【株式市場】コロナ感染ピークの見方も出て日経平均は後場一段ジリ高となり大幅続伸

株式

■「株のテクニカル観測なら5月からの増加が3段上げ示し天井圏」とか

◆日経平均は2万2884円22銭(166円74銭高)、TOPIXは1582.74ポイント(5.71ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億5171万株

 7月21日(火)後場の東京株式市場は、日経平均が144円高で始まり、ジリ高傾向を続けた。富士通<6702>(東1)などが欧州のコロナ復興予算などを材料に一段とジリ高。また、都の新型コロナ新規感染者数が230人前後と伝えられ、「株のテクニカル観測なら5月からの増加が3段上げを示現して天井をつけた」と楽観する見方もあり、日経平均は大引け間際に208円10銭高(2万2925円58銭)まで上昇。大引けも160円高で2日続伸となった。

 後場は、東京エレクトロン<8035>(東1)など半導体関連株の一部が一段高。ギグワークス<2375>(東2)は業績上振れ期待などが言われて一段とジリ高。セルソース<4880>(東マ)は伊藤忠がファミマ起点に新商圏との新聞報道を受けファミリーマート向けスキンケア製品に注目とされ一段とジリ高。クラスターテクノロジー<4240>(JQS)は新薬開発に使う「ミニ臓器」製造に3Dプリンター技術とされ2日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は11億5171万株(前引けは5億8504万株)、売買代金は2兆1142億円(同1兆7075億円)。1部上場2172銘柄のうち、値上がり銘柄数は1402(前引けは934)銘柄、値下がり銘柄数は676(同1127)銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位は、サービス、医薬品、電気機器、その他製品、情報・通信、精密機器、金属製品、化学、などとなった。(HC)

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