エードットはブランディング事業を展開

株式市場 銘柄

 エードット<7063>(東マ)は食品、消費財、サービス等のブランディング事業を展開している。20年6月期は新型コロナウイルス影響で赤字予想だが、21年6月期の収益回復を期待したい。株価は戻り高値圏から反落して軟調だが、20年6月期赤字予想の織り込みは完了しただろう。調整一巡して出直りを期待したい。

■ブランディング事業

 食品、消費財、サービス等のブランディング事業を展開している。一般消費者へのイメージアップや認知度・購買意欲向上を図るため、SPサービス、PRサービス、クリエイティブサービスなどを複合的に組み合わせて、総合的プロデュースを提供している。

■20年6月期は赤字予想、21年6月期の収益回復を期待

 20年6月期連結業績予想(6月30日に修正)は、売上高が19年6月期比横ばいの21億34百万円だが、営業利益が91百万円の赤字(19年6月期は1億89百万円の黒字)、経常利益が1億09百万円の赤字(同1億67百万円の黒字)、純利益が6億19百万円の赤字(同1億08百万円の赤字)としている。

 新型コロナウイルスの影響で大型イベント・プロモーションの延期・中止が発生し、第3四半期以降の売上が減速した。さらに販管費の増加などで赤字見込みとなった。なお特別損失にのれん減損損失を計上する。20年6月期は新型コロナウイルス影響で赤字予想だが、21年6月期の収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は戻り高値圏から反落して軟調だが、20年6月期赤字予想の織り込みは完了しただろう。調整一巡して出直りを期待したい。7月27日の終値は1890円、時価総額は約46億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■円安と生産コスト上昇が直撃、値上げ難で経営圧迫  ステーキ店の経営悪化が鮮明になっている。帝国デ…
  2. ■キュリティと利便性を両立、グローバル展開を視野に  TOPPANホールディングス<7911>(東…
  3. ■四つの戦略で推進、中突堤・京橋・新港突堤西の一体開発  兵庫県神戸市は2012年から進めてきたウ…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  2. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…
  3. ■トランプ相場圏外から「コメ」が主役へ!備蓄米争奪戦が炙り出す新テーマ株  今週の当コラムは、「ト…
  4. ■「備蓄米」争奪戦の裏で石破内閣の命運を握るコメ価格高騰  まさに「令和の米騒動」である。江戸時代…
  5. ■瞬速で織り込む相場:投資家が知るべき新常識  昨今のマーケットは、超スピード相場である。好材料に…
  6. ■株価防衛の鍵を握る自社株買い  自己株式取得は企業の株価を下支えする手段として注目されているが、…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る