【株式市場】日経平均は後場445円高まで上げ新型コロナで下げた銘柄の「リベンジ相場」が目立つ

株式

◆日経平均は2万3296円77銭(311円26銭高)、TOPIXは1625.23ポイント(18.10ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億989万株

 8月25日(火)後場の東京株式市場は、三井住友FG<8316>(東1)などの銀行株が債券市場の利回り上昇を受けて一段高で始まり、新型コロナ感染ピークアウトの見方から資生堂<4911>(東1)が寄りあと一段高となり、JR東海<9022>(東1)は一段とジリ高継続。「リベンジ相場」とか。

 日経平均も寄りあとに445円53銭高(2万3431円04銭)まで一段高となった。大引けは100円ほど値を消したが大幅高で3日続伸。2月に新型コロナ拡大により全般急落する直前の水準とされる2万3386円(2月21日)に迫った。

 後場は、ぐるなび<2440>(東1)が外食の活発化期待などで一段高となり、大和重工<5610>(東2)は自社株買いが材料視されて大引けまで買い気配のままストップ高。SERIOホールディングス<6567>(東マ)は株式分割が好感されてストップ高急伸。不二硝子<5212>(JQS)はワクチン容器の特需期待で連日ストップ高。

 25日新規上場のインターファクトリー<4057>(東マ)は前後場とも買い気配のまま初値が付かず、大引けは公開価格960円の2.3倍の2208円で買い気配。

 東証1部の出来高概算は12億989万株(前引けは6億1488万株)、売買代金は2兆1243億円(同1兆3589億円)。1部上場2173銘柄のうち、値上がり銘柄数は1643(前引けは1706)銘柄、値下がり銘柄数は467(同396)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、繊維製品、銀行、不動産、鉄鋼、海運、保険、パルプ・紙、非鉄金属、陸運、金属製品、建設、輸送用機器、などとなった。(HC)

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