エル・ティー・エスは高値更新の展開、20年12月期大幅増収増益予想、さらに上振れ期待

株式市場 銘柄

 エル・ティー・エス<6560>(東1)はビジネスプロセスマネジメントを通じて、顧客企業のビジネスを変革・成長させるサービスを展開している。20年12月期は大幅増収増益予想である。第2四半期累計の進捗率が高水準だったため、通期上振れ期待が高まっている。収益拡大を期待したい。株価は上場来高値更新の展開だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■ビジネス変革・成長サービス

 ビジネスプロセスマネジメントを通じて、顧客企業のビジネスを変革・成長させるサービスを展開している。事業区分はプロフェッショナルサービス事業、プラットフォーム事業としている。

■20年12月期大幅増収増益予想、2Q累計進捗率高水準で通期上振れ期待

 20年12月期連結業績予想は、売上高が19年12月期比31.9%増の50億円、営業利益が30.0%増の4億円、経常利益が17.4%増の3億50百万円、純利益が19.0%増の2億40百万円としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比64.1%増の26億76百万円、営業利益が85.8%増の2億55百万円と大幅増収増益だった。新型コロナウイルスの影響は限定的で、プロフェッショナルサービス事業が64.5%増収、プラットフォーム事業が52.1%増収と大幅伸長した。M&A効果も寄与した。

 通期ベースでも大幅増収増益予想である。企業のDX需要拡大などを背景に両事業とも大幅伸長し、増収効果で人件費や外注費の増加を吸収する。第2四半期累計の進捗率は売上高53.5%、営業利益64.0%と高水準だったため、通期上振れ期待が高まっている。収益拡大を期待したい。

■株価は高値更新の展開

 株価(20年7月8日付で東証マザーズから東証1部に市場変更)は急伸して上場来高値更新の展開だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。9月3日の終値は4090円、時価総額は約170億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  2. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
  3. ■イネの生育を最大4倍に  シャープ<6753>(東証プライム)は3月21日、プラズマクラスター技…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る