グッドコムアセットは上値試す、20年10月期上振れの可能性

株式市場 銘柄

 グッドコムアセット<3475>(東1)は、東京23区中心に新築マンション企画・開発・販売を展開している。20年10月期第3四半期累計は大幅増収増益で、利益が通期予想を超過達成した。通期利益予想は上振れの可能性が高いだろう。株価は急伸して1月の上場来高値に接近する場面があった。その後は利益確定売り優勢の形だが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■新築マンション企画・開発・販売

 東京23区中心に、自社ブランド「GENOVIA」シリーズの新築マンション企画・開発・販売を展開している。豊富な物件ラインナップで、投資物件として販売している。

 不動産テックを推進するため19年7月には、クラウドファンディングを利用した不動産特定共同事業法に基づく不動産小口投資商品組成事業の許可を取得した。また9月9日には賃貸保証業務を行うルームバンクインシュアの全株式を取得した。

■20年10月期3Q累計大幅増収増益、利益は通期予想を超過達成

 20年10月期連結業績予想は、売上高が19年10月期比30.1%増の304億05百万円、営業利益が33.1%増の23億36百万円、経常利益が32.6%増の21億88百万円、純利益が31.5%増の14億82百万円としている。合計1003戸(19年10月期比153戸増)の販売を計画して大幅増収増益予想である。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比28.7%増の209億55百万円、営業利益が2.2倍の24億83百万円だった。合計25棟・572戸(計画557戸)を販売し、業者販売の利益率上昇も寄与して大幅増収増益だった。

 第3四半期累計の利益は通期予想を超過達成した。通期利益予想は上振れの可能性が高いだろう。収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は急伸して1月の上場来高値に接近する場面があった。その後は利益確定売り優勢の形だが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。9月11日の終値は2028円、時価総額は約154億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■電力・電線株に注目、AIとGXが切り拓く新たな投資機会  ソフトバンクグループ<9984>(東証…
  2. ■初心者プログラマーはJavaから始める?人気の理由とキャリアパス  インタースペース<2122>…
  3. ■原材料価格の高騰や経費増大で  崎陽軒は、2025年2月1日(土)から製品の価格を改定すると発表…
2025年2月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  

ピックアップ記事

  1. ■業務効率化や生産性向上で目覚ましい成果  生成AIの導入が、日本の大手企業で加速している。パナソ…
  2. ■個人利用率わずか9%、中国の6分の1以下という現実  日本のデジタル化の遅れが、生成AI分野でも…
  3. ■不動産株投資、代替投資としての可能性に注目  新型コロナ感染症のパンデミック時にリモートワーク需…
  4. ■ムゲンエステート、ミガロホールディングスなど高値更新―富裕層のオルタナティブ投資が牽引  昔から…
  5. ■金利上昇期待高まる、金融株に注目集まる  日銀の政策金利引き上げを受け、3メガバンクが普通預金金…
  6. どう見るこの相場
    ■トランプ大統領の就任や日銀の政策金利引き上げ…激動の相場を生き抜くヒント  前日26日に千秋楽を…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る