サンコーテクノは使用後に抜取りも可能な拡底式あと施工アンカー『メタルアンダーカットアンカー』を発売

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■精確に拡底し、使用後の抜取りも可能なあと施工アンカー

サンコーテクノ<3435>(東2)は、アンカー自体が孔壁を削りながら拡底を行うセルフアンダーカット方式で、使用後に抜取りも可能な拡底式あと施工アンカー『メタルアンダーカットアンカー』を開発し、10月1日(木)から発売する。

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スチール(溶融亜鉛めっき)

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ステンレス
 従来から一般的に使用されている「あと施工アンカー(コンクリートに穿孔した孔に固着機能によって固定されるアンカー)」は、拡張による摩擦力や接着剤による付着力によって固着されるが、固着機構や施工品質、母材状態などで性能は大きく異なる特性がある。

 近年のインフラ長寿命化に伴い、重要な付帯設備の新設・維持更新では、より確実で信頼性の高いあと施工アンカーが要求されているほか、撤去・更新に伴う使用後のアンカーの取扱いも重要視されている。

拡底形成

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 同製品『メタルアンダーカットアンカー』は、ハンマードリルの回転・打撃力により、アンカー自体が孔壁を削りながら拡底(孔底部を拡張すること)を行うセルフアンダーカット方式の金属系拡底式アンカーで、大きな拡底部を少ない作業工程で精確に形成することができる。また、アンカーと専用ツールに施された目視確認の機能により確実な施工管理ができ、最大引張荷重はボルトの引張強度まで達する。さらに、付帯設備の撤去・更新時に不要になったアンカーは、専用のツールを用いて簡単に抜き取ることも可能。これにより、長期的な信頼性や更新を必要とされる下束や点検路、電気設備などへの使用が期待される。

 今回発売となるサイズは3サイズ、材質はスチール(溶融亜鉛めっき)製・ステンレス製の2種類となり、初年度の年間売上は2500万円を目指している。

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