ソフトマックスは13年高値を目指す、20年12月期増収増益予想

株式市場 銘柄

 ソフトマックス<3671>(東マ)は、Web型電子カルテシステムを中心とする総合医療情報システムの開発・販売・導入支援・保守を展開している。20年12月期増収増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は急伸して年初来高値を更新した。13年の上場来高値を目指す展開を期待したい。

■総合医療情報システムを展開

 Web型電子カルテシステムを中心とする総合医療情報システムPlusUs(プラサス)の開発・販売・導入支援・保守を展開している。

 19年12月期末時点のPlusUs電子カルテ・オーダ稼働数は210病院である。九州を地盤として関東圏への展開を推進している。またAIを活用した次世代システムの開発を推進している。

■20年12月期増収増益予想

 20年12月期の連結業績予想は、売上高が19年12月期比2.7%増の44億50百万円、営業利益が3.5%増の4億20百万円、経常利益が8.7%増の4億66百万円、純利益が5.1%増の2億84百万円としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比14.5%増の19億87百万円、営業利益が25.2%増の1億25百万円だった。計画超の大幅増収増益だった。売上面ではシステム導入件数増加に加えて、ソフトウェアの仕様追加やハードウェア更新の新規案件も寄与した。システムソフトウェアは8.9%増収、ハードウェアは46.3%増収、保守サービス等は4.9%増収だった。利益面では外注委託費の削減も寄与した。

 第2四半期累計の進捗率は低水準の形だが、期初時点で下期偏重の計画である。院内での感染防止対策として、非接触型の電子カルテなど医療情報システムに対するニーズが高まっている。通期ベースでも収益拡大を期待したい。

■株価は13年の上場来高値を目指す

 株価は急伸して年初来高値を更新した。13年の上場来高値を目指す展開を期待したい。10月2日の終値は1500円、時価総額は約89億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■GHG排出量削減に貢献  東洋製罐グループホールディングス<5901>(東証プライム)グループの…
  2. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  3. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る