日本化学産業は「さらなる増産要請」など注目され年初来の高値を更新

■二次電池用正極材、住友金属鉱山からの受託加工を増産

 日本化学産業<4094>(東2)は10月6日、大きく出直り、取引開始後に6%高の1104円(62円高)まで上げて8月27日以来の年初来高値更新となった。

 5日付で、二次電池用正極材の受託加工増産に係る設備投資などを発表。このたび、住友金属鉱山<5713>(東1)から更なる増産要請があり、増産の決定に至ったとした。増産投資拠点は埼玉工場(埼玉県草加市)、増産規模は、従来の福島第一工場の受託加工分の月産600トンと合わせて同750トンに増強の予定。2022年1月より。業績への寄与は、21年3月期については軽微としたが、以降の寄与が注目されている。(HC)

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