【株式市場】欧州経済が懸念され日経平均は後場の中頃から次第安となり大幅に5日続落

株式

◆日経平均は2万2977円13銭(354円81銭安)、TOPIXは1579.33ポイント(31.60ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億1380万株

 10月30日(金)後場の東京株式市場は、トヨタ自動車<7203>(東1)ソニー<6758>(東1)が値を戻して始まり、日経平均も30円ほど下げ幅を縮めて始まった。ただ、仏、独で行動制限が始まり欧州株への懸念があり、トヨタは13時20分頃から再び軟化。日経平均も次第安となり、大引けにかけて383円47銭安(2万2948円47銭)まで下押して5日続落となった。

 後場は、13時に四半期決算を発表した伊藤忠食品<2692>(東1)が一段高。南海電気鉄道<9044>(東1)は13時半頃から急伸。フクビ化学<7871>(東2)Jストリーム<4308>(東マ)は前日発表の四半期決算が好感され大幅高。エヌジェイHD<9421>(JQS)は「GoTo」キャンペーンによりクレジットカード決済導入支援が好調とされ一段高。

 30日に新規上場となったRetty<7356>(東マ)は10時6分に1611円(公開価格1180円の36.5%高)で初値がつき、高値は前場の1990円、後場は一時1606円まであり大引けは1735円だった。

 東証1部の出来高概算は13億1380万株(前引けは5億2042万株)、売買代金は2兆6377億円(同1兆781億円)。1部上場2180銘柄のうち、値上がり銘柄数は244(前引けは338)銘柄、値下がり銘柄数は1897(同1776)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全業種が値下がり(前引けも全業種が値下がり)し、値下がり率の小さい業種は、銀行、金属製品、電力/ガス、石油/石炭、ガラス/土石、情報/通信、保険、小売り、不動産、建設、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る