【株式市場】日経平均は後場高値もみあいだが一時283円高まで上げ終値で「アベ相場」の高値を更新

株式

◆日経平均は2万4325円23銭(219円95銭高)、TOPIXは1658.49ポイント(8.56ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億3212万株

 11月6日(金)後場の東京株式市場は、12時30分に四半期決算を発表した旭化成<3407>(東1)、12時45分に発表したトヨタ自動車<7203>(東1)が徐々に上げ幅を縮め、13時15分に発表した日清食品HD<2897>(東1)は急速にダレ模様。日経平均は上げピッチが鈍り14時過ぎの283円72銭(2万4389円ちょうど)を高値にもみあった。ただ、終値ベースではアベノミクス相場の高値(2018年10月)を更新し1991年以来29年ぶりの高値に進んだ。

 後場は、13時過ぎに四半期決算を発表したダイセル<4202>(東1)住友倉庫<9303>(東1)が一段高。アルペン<3028>(東1)は5日発表の四半期決算が好感され大引けまで気配値のままストップ高。スターフライヤー<9206>(東2)は四半期決算を受けて資本増強の観測が強まったとされ出直り幅拡大。10月27日上場のカラダノート<4014>(東マ)同月30日上場のRETTY<7356>(東マ)は上場来の高値。SEMTEC<6626>(JQS)は四半期決算が好感されて一時ストップ高。

 東証1部の出来高概算は12億3212万株(前引けは5億7658万株)、売買代金は2兆5831億円(同1兆2260億円)。1部上場2179銘柄のうち、値上がり銘柄数は1367(前引けは1370)銘柄、値下がり銘柄数は714(同717)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉄鋼、海運、機械、ゴム製品、銀行、証券/商品先物、パルプ/紙、電力/ガス、倉庫運輸、その他金融、輸送用機器、などとなった。(HC)

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