【株式市場】トランプ大統領の大規模財政など好感し日経平均は2015年12月以来の高値に進む

株式

◆日経平均の終値は1万9564円80銭(171円26銭高)、TOPIXは1564.69ポイント(11.60ポイント高)、出来高概算(東証1部)は22億1038万株

チャート11 2日後場の東京株式市場は、引き続き、米ウォールストリートジャーナル誌の報道として、米国政府が北朝鮮への武力攻撃などの選択肢を検討と伝えられたため様子見気分が拭えず、日経平均は前引けの水準(250円08銭高の1万9643円62銭)からややダレながら小動きを続けた。それでも3日続伸し、約3ヵ月ぶりに直近の高値を更新して1月5日につけた2015年12月以来の高値に進んだ。東証マザーズ指数や日経JASDAQ平均など、主な株価指数はそろって高い。

 後場は、三井金属<5706>(東1)が市況高や大手証券による投資判断開始などを材料に2008年以来の400円台に進んで推移し、アルファコーポレーション<3434>(東1)は「宅配ロッカー」が材料視されて急伸。森尾電機<6647>(東2)は米国のインフラ投資・高速鉄道への期待が衰えず大幅続伸。オウチーノ<6084>(東マ)は大株主・穐田誉輝(あきたよしてる)氏の新任取締役などに思惑が広がりストップ高。アンドール<4640>(JQS)は小中学校で必須になるプログラミング教育用ソフトが好感されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は22億1038万株(前引けは12億2727万株)、売買代金は2兆5328万株(同1兆2957億円)。1部上場2003銘柄のうち、値上がり銘柄数は1457(同1493)銘柄、値下がり銘柄数は421(同369)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは33業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、非鉄金属、証券・商品先物、ガラス・土石、保険、その他金融、金属製品、鉄鋼、銀行、機械、などだった。

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