【株式市場】日経平均は後場一段と上げ高値引け、米追加経済対策法案への署名など好感

株式

日経平均は2万6854円03銭(197円42銭高)、TOPIXは1788.04ポイント(9.63ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億914万株

 12月28日(月)後場の東京株式市場は、前引けにかけてトランプ大統領が追加経済対策法案に署名したと伝えられたことなどを受け、日経平均が一段高で始まった。北米景気敏感株とされる任天堂<7974>(東1)が一段高となり、トヨタ自動車<7203>(東1)も一段高。日経平均は大引け間際に一段高となり本日の高値で終わり大幅に反発した。TOPIXは4日続伸。

 後場は、川崎重工<7012>(東1)が一段高の高値更新となり、液化水素の世界最大級の貯蔵タンク計画や温暖化ガスゼロへの取組などが材料視され、駒井ハルテック<5915>(東1)はソーラー発電関連事業が注目されて高値圏で推移。FDK<6955>(東2)は「小型全固体電池」を生産開始との発表などが注目されて一段と上げストップ高。上場4日目のENECHANGE<4169>(東マ)、同6日目のいつも<7694>(東マ)、同7日目のココペリ<4167>(東マ)などがストップ高。三光産業<7922>(JQS)は高機能ナノAGフィルター日本製マスクやタイ、ベトナムでの構造改革などが材料視され3日連続ストップ高。

 28日新規上場となったクリングルファーマ<4884>(東マ)は10時34分に公開価格1000円を48%上回る1480円で初値をつけ、高値は前場の1780円。大引けは1203円。

 東証1部の出来高概算は10億914万株(前引けは4億7748万株)、売買代金は1兆9642億円(同8523億円)。1部上場2187銘柄のうち、値上がり銘柄数は724(前引けは891)銘柄、値下がり銘柄数は1377(同1171)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは23業種)が値上がりし、値上がり率上位は、その他金融、電気機器、陸運、電力/ガス、パルプ/紙、その他製品、機械、非鉄金属、医薬品、精密機器、などとなった。(HC)

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