マーチャント・バンカーズグループのエストニア事業統括会社が同国の暗号資産事業会社と業務提携

■バルティック・フィンテック・HDとinterakttechsol社

マーチャント・バンカーズ<3121>(東1)の子会社でエストニアにおける事業統括会社(株)バルティック・フィンテック・ホールディングス」(以下BFH社)は、2月22日、エストニアで暗号資産交換所「bitbaazi」を運営するinterakt techsol OÜ(interakttechsol社)との業務提携と、暗号資産取引の活発化、新規暗号資産の紹介、暗号資産交換所の効率運営などの協働を同日付で決定した。マーチャント・バンカーズが同日15時40分に発表した。

■interakttechsol社は口座7万人超、22トークン46ペアを取引

 子会社BFH社は、エストニアで暗号資産交換所「ANGOO Fintech」を運営するなど、マーチャント・バンカーズグループのエストニアでの事業統括会社と位置づけ、ブロックチェーン技術を活用した金融サービス(フィンテック)に加え、グループとして、決済プラットフォーム事業など、電子立国として世界の最先端をゆくエストニアを起点にした事業を、ワールドワイドに展開している。

 一方、interakt techsol社は、優れたブロックチェーン技術をバックグラウンドに、エストニアで暗号資産交換所「bitbaazi」を運営しており、口座開設顧客数70,000人を抱え、22トークン、46ペアの交換及び相対取引を行っている。「bitbaazi」は、投資家からの売買手数料収入を志向するのではなく、決済手段やゲームでのコインとしての活用など、暗号資産の実用性や利便性に注目し、暗号資産の流通の促進を志向している。

 マーチャント・バンカーズグループは、暗号資産を活用したさまざまな金融サービスや、暗号資産を活用した不動産売買や医療サービスの効率化を志向するため、提携による相乗効果が期待できることから、今般、業務提携することとした。

 具体的な業務提携の内容は、(1)「ANGOO Fintech」と「bitbaazi」の顧客の相互紹介、API接続、(2)「ANGOO Fintech」で取扱っている米ドル連動型ステープルコイン「XUSB」、暗号資産「Z502」の決済手段としての活用、並びに流動性向上策の検討、(3)新規取扱いトークンの紹介、など。

 また、エストニアは親日といわれており、日本の不動産への需要を期待し、当社が株式会社Interakt(東京都渋谷区、塚本愛乃代表取締役)と共同開発する不動産プラットフォーム事業において、「bitbaazi」との提携も模索していく。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
  2. ■長時間立ち仕事や長距離歩行の負担軽減、安全で快適な勤務環境を整備  日本航空(JAL)<9201…
  3. ■「ポケモンフォレスト」と「カヤツリタウン」2エリア構成、冒険とイベントを一体化  よみうりランド…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る