【株式市場】半導体株など一服模様で日経平均は後場一進一退のまま小幅高続伸

株式

◆日経平均は2万9036円56銭(8円62銭高)、TOPIXは1919.74ポイント(2.06ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億9336万株

 3月10日(水)後場の東京株式市場は、米NASDAQ指数が4%近く急伸した割に、日本の半導体株などが朝高の後は重い印象がぬぐえず、景気敏感株も三越伊勢丹HD<3099>(東1)などは前場の高値を抜けず一進一退。日経平均は55円安(2万8973円)のあと107円高(2万9135円)まで上げたが、もみ合いの域を出ず、大引けは続伸だが小幅高にとどまった。

 後場は、科研製薬<4521>(東1)が中国での爪白癬薬の新薬承認申請受理を好感されて活況高を継続。KDDI<9433>(東1)はジリ高傾向を維持し、鹿島<1812>(東1)は14時過ぎから堅調転換。みらいワークス<6563>(東マ)は3月初に4ケタを割ってから下げ止まったとされ四半期業績を再評価とされ出直り拡大。築地魚市場<8039>(東2)は株主優待の導入が好感され、グローバルウェイ<3936>(東マ)は業績予想の増額が好感され、朝の取引開始から大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証1部の出来高概算は13億9336万株(前引けは7億985万株)、売買代金は2兆8997億円(同1兆3766億円)。1部上場2194銘柄のうち、値上がり銘柄数は879(前引けは835)銘柄、値下がり銘柄数は1218(同1259)銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、医薬品、電気機器、情報/通信、機械、その他製品、ゴム製品、倉庫/運輸、陸運、ガラス/土石、証券/商品先物、などが高い。(HC)

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