【株式市場】朝方は対中関係など気にするが半導体株など強く日経平均は次第高となり堅調

株式

◆日経平均は2万9748円10銭(64円73銭高)、TOPIXは1962.38ポイント(1.51ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億2556万株

 4月19日(月)前場の東京株式市場は、日米首脳会談の声明を受けて対中関係悪化への警戒感が言われ、日経平均は取引開始後に152円53銭安(2万9530円84銭)まで下押した。一方、信越化学<4063>(東1)などの半導体関連株は総じて高く、トヨタ自7203>(東1)は取引開始直後を下値に持ち直した。日経平均も次第に回復し、前引けにかけて69円67銭高(2万9753円04銭)まで上げて堅調。

 クリナップ<7955>(東1)が業績予想の増額修正などを受けて東証1部の値上がり率2位の急伸。DNAチップ研<2397>(東2)は肺がん遺伝子検査を8月に承認申請との大手経済紙報道が注目されストップ高。ファンデリー<3137>(東マ)は『旬をすぐに』がTBSテレビ「がっちりマンデー!!」で放送され注目拡大し年初来の高値を更新。イメージワン<2667>(JQS)は引き続き原発処理水に関する実証実験などが材料視されストップ高の一段高。ヒーハイスト<6433>(JQS)はカーレース最高峰「F1」の今季第2戦で「レッドブル・ホンダ」優勝と伝えられ注目強まり一段高。

 東証1部の出来高概算は少な目で4億2556万株、売買代金は9355億円。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は1193銘柄、値下がり銘柄数は877銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種が値上がりし、海運、金属製品、パルプ/紙、ガラス/土石、化学、医薬品、電機機器、ゴム製品、精密機器、などが高い。(HC)

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