【株式市場】エーザイが2日連続ストップ高など材料株は強いが日経平均は後場も軟調に推移し小動きを続けて続落

証券取引所 銘柄

◆日経平均は2万8860円80銭(102円76銭安)、TOPIXは1957.14ポイント(5.51ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億9445万株

 6月9日(水)後場の東京株式市場は、引き続きエーザイ<4523>(東1)が買い気配のまま推移し、大引けに配分商いで値がつき2日連続ストップ高。新型コロナワクチンの職域接種が進むことで営業活動や建物の利用が活発化する期待などから不動産株、化粧品株などが値を保ち、空運株も高い。一方、日経平均に寄与度の大きい銘柄が多く含まれる半導体株は引き続き安いままで、日経平均は100円安前後のまま大引けまで小動きを続け2日続落となった。

 後場は、日本ケミファ<4539>(東1)が「抗うつ・抗不安薬」候補の開発に関する大日本住友製薬<4506>(東1)との共同研究契約が材料視され一段高となりストップ高。ラピーヌ<8143>(東2)は東京店の移転など合理化の進展に期待とされ一段高。シャノン<3976>(東マ)はマーケティングオートメーション⽀援ツールの受賞により高満足度・認知度など再評価とされ一段ジリ高。倉元製作所<5216>(JQS)は長期供給契約などが好感されて朝から大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証1部の出来高概算は9億9445万株(前引けは4億9293万株)、売買代金は2兆3030億円(同1兆1703億円)。1部上場2193銘柄のうち、値上がり銘柄数は972(前引けは1191)銘柄、値下がり銘柄数は1106(同877)銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種(前引けは16業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、不動産、鉱業、医薬品、陸運、非鉄金属、水産農林、電力ガス、食料品、卸売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る