マーチャント・バンカーズグループ発行の『MBKコイン』がエストニアの暗号資産交換所で取引開始

■1枚=1米ドル相当の決済手段として利用可能に

 マーチャント・バンカーズ<3121>(東1)の香港子会社MBK ASIA LIMITEDが発行した『MBK COIN(MBKコイン)』を、エストニアの暗号資産交換所「ANGOO Fintech」が今般、取扱い開始した。マーチャント・バンカーズが6月21日夕刻発表した。

 22日の株価は307円(8円高)まで上げた後も堅調で出直り基調となっている。

 エストニアの暗号資産交換所ANGOO Fintechは、マーチャント・バンカーズの欧州子会社Estonian JapanTrading Company ASが運営を行い、2021年3月に同国のNasdaq Baltic証券取引所に上場した。

■ビットコインなどの暗号資産と比べ価格変動リスクが小さく

 これにより、MBKコインは、ANGOO Fintechでの交換サービスとの連携により、MBK ASIA LIMITEDが、いつでもMBKコイン1枚当たり1米ドルで交換し、マーチャント・バンカーズの子会社MBKブロックチェーン株式会社で運営する不動産取引プラットフォーム「MBK Realty」やNFT売買プラットフォーム「NFTバンカーズ」において、1枚当たり1米ドル相当分の決済手段として利用することが可能になった。

 MBKコインは、ビットコインのような暗号資産と比較して、価格変動リスクが小さく、また、法定通貨と比較して、安全でスピーディーな決済手段として、「MBK Realty」や「NFTバンカーズ」での利用を促進していく。

■NFTはお宝グッズなど安心売買できる証明書として育成

 NFT売買プラットフォーム「NFTバンカーズ」は、21年4月26日付でオープンの上、『Rarible』(https://rarible.com/)、『OpenSea』(https://opensea.io/)といった海外の著名なNFT売買プラットフォーム同様、ウォレットと直結し、ブロックチェーンを実装することにより、NFTトークンの所有者や売買履歴をトレースすることのできる、本格的なNFT売買プラットフォームとして2021年7月中のバージョンアップを準備している。バージョンアップを前倒しできるよう、準備を順調に進めている。
 
 NFTは、投機対象として注目されているが、MBKブロックチェーン株式会社としては、コレクターが手持ちのお宝グッズを売却したり、あるいは、欲しいお宝グッズを購入する際、安心して売買するための証明書としてのNFTに注目し、NFTバンカーズとしては、コレクターのニーズを満たす、実需のマーケットを志向していく。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  2. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  3. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  4. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  5. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  6. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る