【銘柄診断】ニーズウェルは反発の動き、21年9月期は利益を上方修正して2桁増益予想

銘柄診断

 ニーズウェル<3992>(東1)は業務系システム開発が主力のシステムインテグレータである。21年9月期は6月21日に利益を上方修正して2桁増益予想としている。22年9月期も収益拡大を期待したい。株価は軟調展開だったが、上方修正を好感して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■業務系システム開発が主力のシステムインテグレータ

 業務系システム開発が主力のシステムインテグレータである。サービス区分は業務系システム開発、基盤構築、コネクティッド開発、ソリューション・商品等売上としている。

 中期経営計画では目標値に23年9月期売上高100億円、経常利益10億円を掲げている。金融業界向けが主力の業務系システム開発では、新たに物流分野のシステム開発を開始した。コネクティッド開発では、データ集積・活用でテレマティクスやスマートシティの可能性を探り、コネクティッド技術の強化を図る方針だ。

■21年9月期は利益を上方修正して2桁増益予想

 21年9月期の業績(非連結)予想は6月21日に利益を上方修正して、売上高が20年9月期比8.1%増の58億円、営業利益が17.9%増の5億80百万円、経常利益が12.8%増の5億80百万円、当期純利益が18.2%増の4億10百万円としている。

 新型コロナウイルスの影響を考慮して期初時点では保守的な予想としていたが、生産性向上効果やソリューション分野における高付加価値案件獲得などで、各利益が従来予想を上回る見込みとなった。22年9月期も収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は水準を切り下げて軟調展開だったが、上方修正を好感して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。6月25日の終値は627円、時価総額は約57億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る