【株式市場】米FOMC控え様子見だが新規上場銘柄は買い気配で好調

株式市場 銘柄

◆日経平均の前引けは2万219円27銭(38円67銭安)、TOPIXは1633.70ポイント(6.16ポイント安)、出来高概算(東証1部)は18億8798万株

チャート5 17日後場の東京株式市場は、上海株式が一時4800ポイントを下回ると伝えられたことなどがあり、日経平均は14時前後に前場の安値を下回り、一時131円37銭安(2万126円57銭)まで下げる場面があった。しかし、14時に政府観光局が発表した5月の訪日外国人客数が前年同月比49.6%増加したと伝わると三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東1)が一段高となるなど反応が強く、野村ホールディングス<8604>(東1)なども持ち直した。東証2部指数、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は堅調反発となった。

 米FOMC(連邦公開市場委員会)の結果やイエレン議長の会見が日本時間18日未明に判明するため、トヨタ自動車<7203>(東1)などには手控えムードがあったが、秀英予備校<4678>(東1)が学習塾業界の再編の思惑などが言われて後場ストップ高となり、5月の訪日外国人客数の発表後は百貨店株のほかプロルート丸光<8256>(JQS)などのインバウンド関連株が一段高。イムラ封筒<3955>(東2)は選挙権の年齢を18歳まで引き下げる法案の成立が材料視されて急動意。上場2日目となったスマートバリュー<9417>(JQS)は12時56分に公開価格1580円の4.4倍の7030円で初値がついた。

 本日新規上場のマーケットエンタープライズ<3135>(東マ)は後場も買い気配のまま初値がつかず、大引けは公開価格1500円に対し3450円の買い気配。

 東証1部の出来高概算は18億8798万株(前引けは9億7164万株)、売買代金は2兆1817億円(同1兆970億円)。1部上場1886銘柄のうち、値上がり銘柄数は791(同882)銘柄、値下がり銘柄数は956(同830)銘柄だった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る