【株式市場】日経平均は122円安で反落、後場全体に一服感が漂い次第に値を消す

◆日経平均は3万8946円93銭(122円75銭安)、TOPIXは2759.72ポイント(8.32ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は15億7678万株

 5月21日(火)後場の東京株式市場は、全体に買い一服感が漂い、前場活況高のMS&ADインシュアランスGHD<8725>(東証プライム)などが売買交錯に転じ、非鉄市況高を追い風に上げた三井金<5706>(東証プライム)などの資源関連株もダレ模様になり、大手商社株も三井物産<8031>(東証プライム)のジリ高を除くとダレ模様になった。ソニーG<6758>(東証プライム)とファナック<6954>(東証プライム)はジリ安。日経平均は97円高で始まったが、13時過ぎに前日比でマイナス圏に沈み、弱もみ合いを続けて大引けは下げ幅100円台となり反落した。

 後場は、日立製<6501>(東証プライム)が一段上げて始まり、生成AIを開発に応用する新たなフレームワーク開発など好感。C&FロジHD<9099>(東証プライム)は一段高となり佐川急便の参入によるTOB(株式公開買付)合戦の可能性を買うとの見方。トナミHD<9070>(東証プライム)や京極運輸<9073>(東証スタンダード)も一段ジリ高となり、今期の増益予想など好感する買いに加え業界にTOBやM&Aが広がることも材料視。阪神内燃機<6018>(東証スタンダード)は買い気配のまま一段と上げて大引けまでストップ高となり、新メタノールエンジン開発など材料視。桂川電機<6416>(東証スタンダード)は朝から大引けまで終日買い気配のままストップ高となり、20日発表の決算で継続前提の注記が解消され買い復活。トリプルアイズ<5026>(東証グロース)は一段と出直り、最近のいくつかの殺人事件を受けAIによる顔認証システムに脚光の期待。フーバーブレイン<3927>(東証グロース)も一段と上げサイバーセキュリティ関連サービスの拡大観測などで人気の様子。

 東証プライム市場の出来高概算は15億7678万株(前引けは8億189万株)、売買代金は3兆9174億円(同2兆479億円)。プライム上場1649銘柄のうち、値上がり銘柄数は575(前引けは803)銘柄、値下がり銘柄数は1006(同783)銘柄。

 東証33業種別指数は11業種(前引けは17業種)が値上がりし、値上がり率上位は、保険、電力ガス、石油石炭、卸売り、海運、非鉄金属、空運、その他製品、水産農林、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■60億円の設備投資と記念商品で90年の歴史を祝う  ニッカウヰスキーの創業90周年を機に、アサヒ…
  2. ■12フィートコンテナ80個積載、迅速な物資輸送を実現  センコーグループホールディングス(センコ…
  3. ■主要アパレルブランドのさらなる成長と周辺事業への拡張を目指す  三井物産は6月3日、アパレルブラ…
2024年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■熱中症予防対策で家電メーカーや家電量販店も注目  今週の当コラムでは、「確トラ」と「もしハリス」…
  2. どう見るこの相場
    ■予想可能性相場は意外とロングランとなる可能性も  「一難去ってまた一難」である。前週7月第3週は…
  3. ■割安な6銘柄が33%上昇!今後も高騰期待株続々浮上  東証の集計によれば、2005年以降、今年7…
  4. ■サマーラリー目前!投資家は今こそ2年スパンで考えるべき  「株価は半年先を予測する」といわれる。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る