【株式市場】東京都に4度目の「緊急事態宣言」など心理的に影響し日経平均は一時168円安まで下げ一進一退

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8212円17銭(154円78銭安)、TOPIXは1933.29ポイント(4.39ポイント安)、出来高概算(東証1部)は4億9321万株

 7月8日(木)前場の東京株式市場は、東京都に4度目の「緊急事態宣言」が濃厚と伝えられたことや、オリンピックの無観客化の可能性などが買い意欲を冷やす形になり、日経平均は取引開始直後の2万8366円76銭(19銭安)を上値として次第に軟化した。四半期好決算のイオン<8267>(東1)などは高いが、日経平均は前引けにかけて167円73銭安(2万8199円22銭)を下値に小動きとなった。

 ネクステージ<3186>(東1)が再び急動意となり、5日の四半期決算発表後は評価が分かれ高下したが、8日は証券会社による目標株価の引き上げが伝わり急伸。ユーグレナ<2931>(東1)は相次ぐバイオ燃料に関する発表が好感され一段高。バイク王&カンパニー<3377>(東2)は引き続き四半期決算などが好感され一段高。上場2日目のBCC<7376>(東マ)は高値更新。メルカリ<4385>(東マ)は東証が22年4月から実施する新市場区分で厳選東証1部に相当するプライム市場に入れる銘柄として人気継続。太洋物産<9941>(JQS)は9月までの上場廃止猶予期間に抜本的な対策が出る期待など言われ2日連続ストップ高。

 新規上場のコラントッテ<7792>(東マ)は、9時45分に公開価格1100円の26%高の1385円で初値をつけ、その後一段高となり1565円まで上げて前引けは1449円。

 東証1部の出来高概算は4億9321万株、売買代金は1兆988億円。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は846銘柄、値下がり銘柄数は1202銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種が上げ、海運、機械、保険、底運輸、卸売り、ゴム製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る