【チャート診断】ディスコ2月以来の1万円割れで週足2段下げ、一段安は狙い場に

チャート診断

ディスコ<6146>(東1・売買単位100)は300円安の9870円と今年2月2日以来の1万円大台割れとなっている。とくに、週足では昨年8月以来ほぼ11カ月ぶりに26週線を割り込んでいる。年初来高値1万2960円に対し上値の重いことから見切り売りが出ているようだ。

広島県呉市で1937年に第一製砥所として創業、当時、珍しい小型の工業用薄型砥石に着目、砥石メーカーから精密加工装置メーカーへ飛躍した。

半導体、電子部品の研削、切断、研磨の装置において世界首位である。年商約1300億円、従業員数約4000名、海外比率は8割強に達する。発行済株式数は約3600万株で東証1部では小型。外国人持株比率が約4割と高く外国人好み銘柄で個人の信用取引利用は非常に少ない。外国人投資家の売買次第で値が大きく左右される習性がある。半導体、LED関連の人気持つ。

ITブームの2000年に最高値2万9000円つけ、その後、4~5000円の長期モミ合いから5ケタ回復、3月に1万2960円まで買われた。足元では大台乗せの反動で1万円割れへ調整だが、週足では2段下げの展開で1段下げと同程度を当てはめれば9500~9600円が下値の目安といえる。

指標的にも割高感是正でむしろ割安感が台頭し突っ込みは狙い場といえるだろう。。

ただ、利上げ確実視のアメリカ景気利上げ後の見極め重要戻りは限定的だろう。

リーマンショックの影響は軽微。前3月期は3年前に比べ売上約41%増、営業利益約2.5倍の高成長。LED中心に好調持続。海外売上比率高く、外国人持株が多いことから米国景気、円安、外国人動向が注目点。

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