【株式市場】建設株など高いが日経平均は後場も軟調なまま一進一退を続け反落

証券取引所 銘柄

◆日経平均は2万8608円49銭(109円75銭安)、TOPIXは1963.16ポイント(4.48ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億8118万株

 7月14日(水)後場の東京株式市場は、大成建設<1801>(東1)などの建設株が一段と強含み、マンションの建て替えに関する緩和の観測報道などが材料視され、ソニーG<6758>(東1)も証券会社による投資判断などを材料に一段強含んだ。ただ、日経平均は前引け値を下回って始まり、以後70円安前後(2万8650円前後)で一進一退のまま大引けはやや下げ幅を広げて終わった。TOPIXも大引けは軟調で反落した。

 後場は、ダイヤモンドエレクトリックHD<6699>(東1)が一段高となり、事業再生中の子会社が債務返済を6月末までに完了とされて2日連続大幅高。ERIホールディングス<6083>(東1)は今期の大幅増益予想などが好感され朝の取引開始から大引けまで買い気配のままストップ高に貼りついた。パシフィックネット<3021>(東2)は「ウインドウズ11」の登場が材料視され一段高となり連日出直った。6月18日上場のEnjin<7370>(東マ)は5月決算と今期予想が材料視され一気に上場来の高値。プリントネット<7805>(JQS)は業績予想の増額修正が好感されて一時急伸。

 東証1部の出来高概算は9億8118万株(前引けは4億7833万株)、売買代金は2兆2429億円(同1兆857億円)。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は910(前引けは1043)銘柄、値下がり銘柄数は1177(同1004)銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種(前引けは18業種)が上げ、値上がり率上位の業種は、建設、電力ガス、その他金融、医薬品、情報通信、水産農林、石油石炭、その他製品、保険、食料品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■山口県周南市で始動、燃料電池の定置型電源活用で脱炭素電力供給を検証  ホンダ<7267>(東証プ…
  2. ■LINEリサーチ発表、上半期トレンド総括と最新6月期の動向  LINEヤフー<4689>(東証プ…
  3. ■休廃業・解散は減少も淘汰続く、新興市場の課題鮮明に  東京商工リサーチは7月31日、国内ドローン…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  2. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…
  3. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  4. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  5. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  6. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る