【株式市場】新型コロナ感染者数の拡大、上海株安を受け日経平均は一時395円安だがソニーGや日本製鉄などは高い

東京証券取引所 株式市場

◆日経平均は2万7648円77銭(321円45銭安)、TOPIXは1923.83ポイント(14.21ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億1246万株、

 7月28日(水)前場の東京株式市場は、新型コロナ感染者数が東京都で27日に1月の過去最多を更新したと伝えられた一方、河野「ワクチン担当大臣」がワクチンの潤沢配分を表明したことなどは強材料になり、三越伊勢丹<3099>(東1)は小安く始まったが中盤は上げ、ソニー<6758>(東1)、日本製鉄<5401>(東1)はNY株6日ぶり反落後の再騰期待などで高い。ただ、日経平均は295円安で始まった後も重く、上海株が政府統制により続落し3月に付けた年初来安値を割ると伝わると一段安となり、11時過ぎに395円24銭安(2万7574円98銭)まで下押した。前引けは幾分持ち直した。
 
 ピックルスコーポレーション<2925>(東1)が8月末の株式分割発表などで活況高となり、ダイトウボウ<3202>(東1)や川本産業<3604>(東2)、中京医薬品<4558>(JQS)などは米国でワクチン接種後もマスク着用と伝えられたことなどで一斉高。アジャイルメディアN<6573>(東マ)は富士通グループの事業への採択が材料視され活況高。

 新規上場のブレインズテクノロジー<4075>(東マ)は買い気配のまま値がつかず、前引けは公開価格1780円を75%上回る3120円で買い気配。

 東証1部の出来高概算は5億1246万株、売買代金は1兆6477億円。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は458銘柄、値下がり銘柄数は1605銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種が上げ、鉄鋼、繊維製品、石油石炭、パルプ紙、水産農林、輸送用機器、鉱業、海運、精密機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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