【株式市場】日経平均は2日続伸、好決算株への物色根強く後場はTOPIXも堅調転換

東京証券取引所

◆日経平均は2万7820円04銭(91円92銭高)、TOPIXは1929.34ポイント(0.36ポイント高)、出来高概算(東証1部)は9億9169万株

 8月6日(金)後場の東京株式市場は、正午に四半期決算を発表した鹿島<1812>(東1)が一段高となり、13時にかけて発表したアルコニックス<3036>(東1)も一段高。為替が円安気味になり、半導体株も持ち直し傾向となった。前引けは小安かったTOPIXが一転、高く開始。日経平均は約70円高の2万7800円に迫って始まり、その後は新型コロナ感染動向や米雇用統計などを見守る様子で小動きを続けたが、大引けは2日続伸となった。

 後場は、三菱製鋼<5632>(東1)が一段高となり、引き続き前日発表の四半期決算などを好感。大王紙<3880>(東1)は13時の発表直後から一段高。ユニバンス<7254>(東2)は四半期決算など好感され前場ストップ高で値が付いた後そのまま大引けまで買い気配。同じくフォースタート<7089>(東マ)、カーディナル<7855>(JQS)は大引けまで終日ストップ高買い気配。

 東証1部の出来高概算は9億9169万株(前引けは5億1111万株)、売買代金は2兆4316億円(同1兆3024億円)。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は1055(前引けは1001)銘柄、値下がり銘柄数は1025(同1031)銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種(前引けも18業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、パルプ紙、石油石炭、精密機器、鉱業、非鉄金属、空運、サービス、証券商品先物、不動産、銀行、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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