日本酸素HDは新型コロナ『ネーザルハイフロー』療法も買い材料視され高値を更新

材料でみる株価

■酸素を呼吸よりも早いペースで送り込む方法と伝えられる

 日本酸素ホールディングス(日本酸素HD)<4091>(東1)は8月12日、再び一段高となり、取引開始後は2554円(83円高)まで上げて5日ぶりに年初来の高値を更新し、2020年以来の2500円台に進んでいる。四半期決算が好調だった上、新型コロナ感染者の新たな治療法として酸素をハイピッチで送り込む『ネーザルハイフロー』がテレビ番組などで採り上げられ、買い材料視されている。

 12日朝、「中等症の患者を対象とした、新型コロナの新たな治療法『ネーザルハイフロー』が広がっています」「症状に合わせて濃度を調整した酸素を加温加湿して、呼吸よりも早いペースで送ります。これにより、肺に十分な量の酸素が届き、呼吸が薬になります」(テレ朝ニュース8月11日23時30分)と伝えられた。欧州などでは、コロナ以前から呼吸不全などの治療に使われていたが、日本では今年5月に厚労省が新型コロナの診療手引に追加したという。星医療酸器<7634>(JQS)、フクダ電子<6960>(JQS)なども高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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