シンバイオ製薬はシンガポール国立がんセンターとの共同研究契約に注目集まり出直り試す

株式市場 銘柄

■四半期決算発表後に下げた後は底堅く業績動向はかなり消化の見方

 シンバイオ製薬<4582>(JQS)は9月1日の後場、再び出直りを指向して始まり、取引開始後に1115円(43円高)まで上げて本日の現在高となっている。同日付で、シンガポール国立がんセンターとの共同研究契約の締結を発表しており、注目材料視されている。朝の取引開始後も1111円(39円高)まで上げた。

 発表によると、このたび、抗ウイルス薬ブリンシドフォビル注射剤(brincidofovir IV、以下「BCV IV」)について、エプスタイン・バール・ウイルス(EBウイルス)注陽性リンパ腫に対する抗腫瘍効果とその機序の探索に関して、シンガポール国立がんセンター(以下「NCCS」)と共同研究契約を締結した。

 株価は8月4日の四半期決算発表後に水準を一段下げ、1100円のゾーンで一進一退となっているが、下げた後は下値の堅い値動きのため、業績動向は相当程度、消化されてきたとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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