【銘柄フラッシュ】エコナックHDが急伸し新規上場のメニコンなど活況スタート

銘柄

 25日は、株主総会を開催した東芝<6502>(東1)が通信社報道やテレビニュースなどで再三「社長が陳謝」と伝えられ軟調だったが、13時過ぎに一時8.5円高の1786.0円と堅調に転じて売買活発となり、大引けも底堅く3.5円安の0.2%安。任天堂<7974>(東1)は2.5%高と出直りを強め、全体相場が約18年ぶりの高値圏に進んだ中で5月以降は調整相場のため出遅れ修正高の様相をみせた。アルプス電気<6770>(東1)は米アップル社のアイフォーン新モデルなどに期待とされて2.4%高となり上場来の高値を連日更新した。

 エコナックホールディングス<3521>(東1)は東京・歌舞伎町に都内最大級の天然温泉スパ「テルマー湯」を7月開業することや株価2ケタの低位株物色に乗ることなどで38.0%高となり東証1部の値上がり率トップ。九州地盤の量販チェーンMrMax<8203>(東1)はインバウンド消費関連株物色に乗って22.0%ストップ高となり東証1部の値上がり率2位。さが美<8201>(東1)は特損計上による昨日の下げから急反発の19.6%高となり同4位。六甲バター<2266>(東1)はTPP(環太平洋経済連携協定)交渉の再開機運が高まったことなどが好感されて9.5%高となり約19年ぶりの高値。

 エンバイオホールディングス<6092>(東マ)は東京都心部6ヵ所の特区指定再開発による需要増加の期待などから16.9%ストップ高。CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は慶応大学の在宅医療関連プロジェクトに参画との10時の発表などを好感し11.5%高。IBJ<6071>(東2)は婚活サイトの新機能拡充などが好感されて4.6%高だが約2週間ぶりに上場来の高値を更新。

 本日は新規上場銘柄が3銘柄登場し、東証1部に直接上場となったメニコン<7780>(東1)はコンタクトレンズの先駆企業で、公開価格1700円に対し11時15分に74%高の2950円で初値がつき、高値は前場の2999円、安値は後場の2524円となり、終値は2566円となった。

 冨士ダイス<6167>(東2)は超硬耐摩耗工具の大手で、公開価格530円に対し10時36分に51%高の800円で初値がつき、高値は初値の直後の839円、安値は後場の710円で、終値は711円。

 ファンデリー<3137>(東マ)は健康食品の宅配などを展開し、前場は買い気配のまま初値がつかず、13時13分に公開価格765円の2.1倍の1546円で初値が付き、高値は1676円、安値は1223円、終値は1254円だった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る