【株式市場】日経平均は大引けも31年ぶりの高値に進む、利食い警戒感あるが行動制限緩和など期待

株式市場 証券取引所

◆日経平均は3万670円10銭(222円73銭高)、TOPIXは2118.87ポイント(21.16ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億3901万株

 9月14日(火)後場の東京株式市場は、ソニーG<6758>(東1)が米欧の景気回復期待に加えXマス商戦への期待が加わる季節とされて大引けにかけ一段高。トヨタ自<7203>(東1)も減産継続観測が出たが堅調で大引けにかけ一段高。一方、日経平均は3万600円前後(150円高前後)で一進一退となり、前場、1990年以来の高値に進んだあと急速に値を消したことを受け、利食い売り警戒感がある様子。前場の高値3万795円78銭(348円41銭高)は抜けなかったが、終値ベースでは3日続伸し90年8月以来の高値を更新した。

 後場は、百貨店株が高く、中でも松屋<8237>(東1)やH20リテ<8242>(東1)が一段と上げ、行動制限緩和への期待など高揚。Zホールディングス<4689>(東1)は出前館<2484>(JQS)への出資拡大など材料視され一段堅調。ウインテスト<6721>(東2)は業績上振れ期待などとされて一段高。エクスモーション<4394>(東マ)も上振れ期待とされ一時ストップ高。ユークス<4334>(JQS)とプリントネット<7805>(JQS)は業績予想の増額修正など好感されストップ高。

 東証1部の出来高概算は13億3901万株(前引けは6億6840万株)、売買代金は3兆3450億円(同1兆6372億円)。1部上場2188銘柄のうち、値上がり銘柄数は1707(前引けは966)銘柄、値下がり銘柄数は380(同1095)銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種(前引けは24業種)が上げ、値上がり率上位の業種は、保険、海運、石油石炭、サービス、輸送用機器、その他金融、証券商品先物、精密機器、パルプ紙、倉庫運輸、ガラス土石、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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