【株式市場】日経平均は一時184円安となり前引けも133円安、機械受注に肩スカシ感

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万9674円74銭(133円38銭安)、TOPIXは2040.39ポイント(10.44ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億9028万株

 11月17日(水)前場の東京株式市場は、NY株の主要指数反発、半導体株高などが好感され、東京エレク<8035>(東1)が初の6万円台に乗るなど半導体関連株の中に強い銘柄が見られ、EV(電気自動車)用電池産業への政府補助報道を受けて戸田工<4100>(東1)などが高い。ただ、日経平均は取引開始直後の101円85銭高(2万9909円97銭)を上値に値を消し、朝発表の機械受注統計が肩スカシだったことなどが言われた。さらに中国株の取引が始まった午前10時半過ぎからは一段安となり一時184円33銭安(2万9623円79銭)まで下押す場面があった。

 自動車株が総じて安い中でトヨタ自<7203>(東1)は6日続伸基調となり、3日連続最高値を更新。半導体不足による減産が12月から正常化することや、米国で新規上場のEV銘柄に比べて出遅れ感があることなどが言われた。タカトリ<6338>(東2)は3日連続大幅高となり引き続き9月決算と今期予想など好感。マーチャント・バンカーズ<3121>(東2)は信用取引規制が入ったもののNFT事業の強化発表や「一次規制は買い」の経験則などが言われて高い。エスユーエス<6554>(東マ)は2日連続ストップ高となり引き続き今期の大幅増益予想など好感。GFA<8783>(JQS)は「メタバース」関連製品が材料視され急伸。

 東証1部の出来高概算は5億9028万株、売買代金は1兆3503億円。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は535銘柄、値下がり銘柄数は1517銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種が値上がりし、鉱業、精密機器、金属製品、石油石炭、輸送用機器が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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