戸田工業はグローバルな生産体制再編と「流通株式時価総額」充足計画など好感され次第高

■韓国では工場を閉鎖、中国では再開発宅地化などのため解散

 戸田工業<4100>(東1)は11月30日、時間とともに上げ幅を広げる相場となり、午前10時過ぎに3455円(285円高)まで上げて大きく出直っている。29日の15時30分に連結子会社「戸田フェライトコリアCO.,LTD.」(韓国)の工場閉鎖と同じく「戸田磁鉄(深セン)有限公司」(中国)の解散、および東証が2022年4月に実施する新市場区分について、「プライム市場」の上場基準「流通株式時価総額」の充足を目指すと発表。買い材料視されている。

 グローバルな生産体制再編の取組みの中で、韓国では、工場を老朽化などの要因で閉鎖し、販売事業に特化する。中国では工業地区の再開発による住宅地化の進行などにより解散する。

 「流通株式時価総額」の充足については、2022年3月期(2021年度)から24年3月期(23年度)の3か年で取り組む計画とした。また、「本日現在(注:11月29日現在)の当社株価水準では、流通株式時価総額100億円を超えており、プライム市場における全ての上場維持基準に対して適合していると考えております」とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る