神鋼商事が高値に向け続伸、溶接資機材事業の12月末譲受などに注目強い

■業績は回復を強める見通しで更なる上乗せなどに期待が

 神鋼商事<8075>(東1)は12月13日、続伸基調となり、取引開始後は6%高の3480円(210円高)まで上げ、11月12日以来、約1ヵ月ぶりに3400円台復帰となっている。100%子会社のエスシーウエル株式会社(SCW社)が12月31日付で日本エア・リキード合同会社から大半の溶接関連資機材販売事業を譲受すると11月29日に発表しており、業績上乗せ要因として注目されている。

 業績は20年3月期を底に回復を強める見通しで、第2四半期の連結経常利益(2021年4~9月・累計)は46億円(前年同期比29億円増加、181.9%増)となり、3月通期の予想は82.0億円(前期比101.6%増)としている。株価10月に3665円まで上げ、2018年以来の高値に進んだ。ここ数日は、この高値に向けて再び出直る相場になっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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