アステナHDの岩城製薬がヤンセンファーマ社から高抗真菌活性の皮膚病薬を承継

■岩城製薬にとって初となる長期収載品の取扱いに

 アステナホールディングス(アステナHD)<8095>(東1)の事業子会社・岩城製薬株式会社(岩城製薬)は、2022年4月1日より、ヤンセンファーマ株式会社(ヤンセン)から「『ニゾラール』ローション2%」の日本における製造販売承認を承継すると共に販売の移管を行う。アステナHDが12月10日の夕方発表した。

 13日の株価は取引開始後に490円(8円高)まで上げる場面を見せて底堅い相場になっている。

 『ニゾラール』ローションは、1976年にベルギーのヤンセンで合成・開発された高い抗真菌活性を有するイミダゾール系抗菌剤のケトコナゾールを主成分とし、白癬や皮膚カンジタ症、癜風および脂漏性皮膚炎に対する効能効果を有するローション剤。

 岩城製薬は、医療用医薬品と一般用医薬品を柱に製造販売を行っており、医療用医薬品では皮膚科領域のジェネリック製品の開発・製造販売を主としてきたが、今回の先発品『ニゾラール』ローションの承継は岩城製薬にとって初となる長期収載品の取扱いとなる。今後、更なる取扱製品の拡充を目指すとともに、本製品を安定的に市場供給していけるよう、全社で取り組んでいく。なお、承継後もしばらくの間はヤンセンの製品が流通するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る