【株式市場】日経平均は306円安、米国の欧州派兵など気にされるが鉄鋼、自動車など高い

証券取引所 銘柄

◆日経平均は2万7227円94銭(305円66銭安)、TOPIXは1923.66ポイント(12.90ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億5247万株

 2月3日(木)前場の東京株式市場は、米国が欧州に派兵と伝えられ、ウクライナ情勢の緊迫による資源・エネルギー価格上昇への懸念が再燃し、日経平均は203円安で始まった直後に下げ幅300円台に達し、その後は前引けまで一進一退となった。午前11時過ぎに367円67銭安(2万7165円93銭)まで下げたが、昨日までの4日続伸から一服模様となった。中で、日本製鉄<5401>(東1)やトヨタ自<7203>(東1)は堅調。ブリヂストン<5108>(東1)も高く、王子HD<3861>(東1)もしっかり。

 セブン&アイ・HD<3382>(東1)が引き続き百貨店事業の売却観測報道など好感されて続伸。三精テクノロ<6357>(東2)は大阪万博に向けた需要増への期待などで出直り拡大。グローバルウェイ<3936>(東マ)は暗号資産関連事業を評価し直すとされ下値圏で出直り継続。プロパスト<3236>(JQS)は中古不動産市況の追い風などが言われ出直り拡大。

 新規上場のRecovery International(リカバリー・インターナショナル)<9214>(東マ)は、2640円(公開価格は3060円)で初値がつき、その後2841円まで上げて前引けは2695円。

 東証1部の出来高概算は6億5247万株、売買代金は1兆6479億円。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は666銘柄、値下がり銘柄数は1386銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種が値上がりし、ゴム製品、パルプ紙、輸送用機器、卸売り、保険、繊維製品、石油石炭、電力ガス、、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■GHG排出量削減に貢献  東洋製罐グループホールディングス<5901>(東証プライム)グループの…
  2. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  3. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る