アイリッジ、グループ会社のQoilが「ニューロクリエイティブ&店頭最適化パック」の提供を開始

■コロナ禍での消費者の店舗滞在時間減少にDXで対応

 アイリッジ<3917>(東マ)は、連結子会社でマーケティングに関するコミュニケーションデザイン事業を展開するQoil(東京都目黒区)が、電通サイエンスジャム(東京都港区)、ドゥ・ハウス(東京都千代田区)、Flow Solutions(神奈川県横浜市)の協力のもと、脳波計測に基づく”足を止める”POP制作から店頭設置代行、店頭データに基づく効果検証までをワンストップで提供する「ニューロクリエイティブ&店頭最適化パック」を2月3日から提供開始すると発表した。

 コロナ禍で消費者の店頭滞在時間は減少傾向が続いておりメーカーの新製品プロモーションなどが難しくなっている。商品を直接手に取って確認できる点でも、「目的買い」商品以外の「ついで買い」ではリアル店舗の果たす役割は大きく、コロナ禍のリアル店舗においては、初見でパッと目を引き足を止めたくなる店頭POPクリエイティブ(デザインやコンテンツ)の重要性がますます高まっている。しかし、POPはこれまで担当者の経験則などから感覚的に制作されたまま効果検証も行われないことが多く、さらに、小売の人手不足や業務過多から、店頭設置率が20%程度に留まるケースもあり、課題となっていた。

 「ニューロクリエイティブ&店頭最適化パック」は、脳波計測に基づく”足を止める”POP制作から、ラウンダーによる店頭設置代行、店頭IoTカメラのデータに基づく効果検証までをワンストップで提供するサービスである。脳波計測での科学的なクリエイティブ検証には、電通サイエンスジャムの「ニューロアナリティクスソリューション」を活用。また、ドゥ・ハウスとのパートナーシップによる設置代行では、ラウンダーを全国へ派遣の上各個店を巡回。POPの設置やメンテナンス作業の代行サービスと、設置状況などのレポート提出を行う。設置後はFLOWで計測したPOP前の立ち止まり検知データに基づき、効果検証が可能となる。
  
 店頭データ取得ではプライバシーに配慮した画像認識技術を活用。POP前で立ち止まった人数・性別・年齢層・立ち止まり時間などのデータの蓄積と効果検証を繰り返していくことで、より精度の高いPOP制作ができる。

 今後Qoilでは、これまで20年以上手掛けてきた店頭プロモーション・プロデュースの経験をもとにリアル店舗のマーケティング支援を行い、ウィズ/アフターコロナにおいて更に重要になる、OMOを実現するリアル店舗づくりを支援していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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