
■中国などでは新たな出店基準に基づいた出退店、移転で収益改善を推進中
ニトリHD(ニトリホールディングス)<9843>(東証プライム)は8月8日、2日続けて出直って始まり、取引開始後は7%高の1万3400円(935円高)をつけて年初来の安値圏から連日持ち直している。7日午後の発表した第1四半期(2025年4~6月)連結決算は売上収益が前年同期比0.7%減、営業利益も同0.5%減となるなどで弱含んだが、今期・26年3月期の連結業績予想は増収増益の前回予想を継続し、期待を残した。10月1日を効力発生日として普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行う予定のため、弱材料が出た場面で逆に仕込み買いが入るような相場になっている。
今期・26年3月期の連結業績予想は、売上高が9880億円(前期比6.4%増)、営業利益が1358おくえん(同15.4%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は940億円(同13.9%増)。中国などでは、新たな出店基準に基づいた出店や撤退、より良い立地への移転を実施することで、収益性改善策を進めているとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)