マルマエの1月末の受注残高は前年同月の2.7倍、引き続き大きく拡大

■FPD分野は受注・出荷検収とも高水準な中で試作受注も重なる

 マルマエ<6264>(東1)の2022年1月末の受注残高(2月18日15時発表)は前年同月の2.7倍の27.45億円となり、前月比では5.9%増加した。

 半導体分野は、受注と出荷検収共に順調であったことから、前年同月の2.5倍の17.76億円となり、前月比2.6%増加した。また、FPD分野は、受注と出荷検収が共に高水準ななか「G8 OLED」(第8世代有機発光ダイオード)向けの試作受注が重なり、前年同月の3.7倍の8.29億円となり、前月比12.0%増加した。その他分野は、太陽電池製造装置向けの受注があったことから、前年同月比57.6%増の1.39億円となり、前月比16.6%増加した。

■今後の見通し

 今後の見通しとして、「半導体分野については、顧客メーカーの部材不足による組立遅延が出始めているが、当社の供給する部材については従来より供給不足の状態であったこともあり、現時点では大きな影響は出ていない。しばらくは好調さが続く見通しを持っている。また、FPD分野についても、一部に投資計画縮小の動きが出ているが、当社の顧客については、しばらくは現状程度の受注環境が続くことを予想している。その他分野においては、太陽電池製造装置向けの引き合いが継続しており、受注に向けた活動を行っていく。これらのような好調な市場環境に対し、設備投資の増額を行いながら生産も拡大させていく予定である」とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  2. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
  3. ■イネの生育を最大4倍に  シャープ<6753>(東証プライム)は3月21日、プラズマクラスター技…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る