三菱電機、資生堂、日清食品HD、トヨタ自動車などがウクライナに対する人道支援について発表

■三菱電機、ウクライナに対する人道支援について発表

 三菱電機<6503>(東1)は3月10日、被災された方々への人道支援のため、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)へ100万ユーロ(約1.27億円)を寄付すると発表。また、従業員からの寄付金に対して、会社がその同額を拠出し倍額にして寄付するマッチングギフト制度「三菱電機SOCIO-ROOTS基金」による募金活動も実施し、追加寄付も行う予定。同社は、現在の物流、金融等の情勢により、ロシア向け出荷は停止せざるを得ず、事業の継続は困難な状況にある。

■資生堂、ウクライナへの緊急支援の取り組みについて発表

 資生堂<4911>(東1)グループは3月10日、すでに緊急支援として100万ユーロ(約1億3千万円)をUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)を通じて、避難民の支援活動に寄付を実施したと発表。これに加え、洗顔料などの5万個の同社商品、社員や家族から提供されたベビーフードを含む生活必需品も避難地域にUNHCRを通じて送付した。さらに社員へ寄付を呼びかけ、集まった寄付金額の同額を当社がマッチング(上乗せ)する人道支援寄付プログラムを全世界の地域本社で来週よりスタートする。また、仕事の提供や、学生のインターンシップ、奨学金など、今後様々な形を検討し、全社を上げて応援していく。

 厳しい生活環境下にある同社ロシアの社員に対しても、彼らを守るために強力な支援を行う。これまで資生堂のために貢献してきた社員が、少しでも安心して生活できるよう雇用と報酬を必要な期間にわたり保証することを決めた。なお、同社のロシア事業は全てヨーロッパから輸出される商品を販売しているが、このロシア向けの輸出出荷を即時停止すること、また同国における広告宣伝などの事業投資活動も全面中止することを決定した。

■日清食品HD、ウクライナおよび近隣諸国への人道支援について発表

 日清食品ホールディングス<2897>(東1)は3月10日、国際連合世界食糧計画WFP協会(国連WFP協会)に対し、1億1500万円(100万米ドル相当)の寄付を決定したと発表。この寄付金は、同協会を通じ、WFP国際連合世界食糧計画(国連WFP)がウクライナ国内、また近隣諸国へ避難している方々に対して実施する緊急食料支援に活用される。日清食品グループでは、ハンガリー日清(NISSIN FOODS Kft.)がいち早くインスタントラーメン10万食の無償提供を決定している。世界ラーメン協会(World Instant Noodles Association:WINA)と共同し、現地の赤十字を通じて近隣諸国へ避難している方々に届ける予定。

■トヨタ自動車、ウクライナ情勢を受けた支援について発表

 トヨタ自動車<7203>(東1)は3月10日、最大で総額250万ユーロの寄付を行うと発表した。

 ウクライナの近隣諸国であるチェコやポーランドの生産事業体(TMMCZ、TMMP)を中心に、トヨタの欧州事業体では、1700人を超えるウクライナ人従業員が働いている。紛争初期からTMMCZとTMMPではウクライナから避難を余儀なくされている従業員の家族のために、移動手段、避難場所、医療サービスの利用、手続き関係などの各種支援などを提供してきた。また、ウクライナ人従業員とその家族に対して、宿泊や食事を含む、移住支援を行う「トヨタ人道支援基金」を設立し、欧州全域のトヨタの従業員から寄付を募っている。

 トヨタの従業員は、ポーランド、ハンガリー、スロバキア、ルーマニアにおける仮住まいの提供や、通訳サポートのボランティア活動に従事している。また、TMEではこれら活動を推奨するため、一人あたり年間40時間のボランティア活動を有給で認めることにした。さらに従業員の中には、支援組織での業務に専従しているメンバーもいる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■レジレス無人店舗やスマート案内など、デジタル施策を集約した初の次世代店  ホームセンターのカイン…
  2. ■読書感想文から見えるヒット本動向、新作首位は『イン・ザ・メガチャーチ』  note<5243>(…
  3. ■耐衝撃性と高平坦性を備えた次世代AR材料  三井化学<4183>(東証プライム)は12月10日、…
2026年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■上場来高値更新の金先物、産金・再資源化・再販株に資金集結  当コラムでは昨年来、何度も金関連株を…
  2. ■地政学リスクの影が迫る市場、ヘッジ先は金関連株にあり  しばしばニュースで報じられる高齢ドライバ…
  3. ■金融政策転換が映す相場の地殻変動、投資視点は次の段階へ  長期にわたり株式市場を押し上げてきた金…
  4. ■為替が握る業績相場の行方、円安継続が選別相場を加速  株式市場が金融環境主導の相場から業績重視の…
  5.  再生可能エネルギーの次を見据えた次世代エネルギー分野では、実用化への距離が縮まりつつある核融合発電…
  6. ■AI圏外で存在感を増すディープ・テック、次世代エネルギー関連株に再評価余地  ハイテク株市場では…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る