【狙い場・買い場】大建工業は創業70周年機に「建築資材の総合企業」へ

狙い場・買い場

大建工業<7905>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現。創立70周年営業2ケタ増益予想で割安感があり注目したい。

同社は、本年9月26日に創立70周年という節目の年を迎える。10年先の創立80周年を見据えて新たな歴史へ挑戦し、これまでの「住宅用建材のメーカー」から、「建築資材の総合企業」へと躍進を遂げるため、DAIKENグループの経営計画 長期ビジョン『GP25』を策定。2025年度のグループ連結売上高2,500億円(2014年度:1,688億円)を目指し、「素材事業」「建材事業」「エンジニアリング事業」「新事業」の4つの事業を柱とした事業展開を図り、グループを挙げて取り組んでいる。

今2016年3月期第2四半期業績予想は、売上高850億円(前年同期比2.9%増)、営業利益17億円(同18.2%増)、経常利益21億円(同1.0%減)、純利益26億円(同98.0%増)を見込む。第2四半期配当は記念配当1.5円を加え5.25円(同1.5円増)を予定している。

通期業績予想は、売上高1740億円(前期比3.1%増)、営業利益40億円(同15.9%増)、経常利益48億円(同3.3%増)、純利益38億円(同38.9%増)を見込む。年間配当は9.25円(同1.75円増)を予定している。

株価は、1月9日につけた年初来の安値252円を底に上昇。直近で13週移動平均線がサポートしたころで上値追いとなっている。7月14日(火)・15日(水)に東京ビッグサイトで開催された『高齢者住宅フェア2015in東京』に出展。高齢者や介護者が、安全・安心、健やかで快適に生活できる住まいのための建材と、保育園・幼稚園(幼保施設)向けの製品もあわせて提案しており、同社に対する関心が高まると予想される。創立80周年を見据えた展開に対する期待感に加え、今期予想PER10倍台と割安感がある。配当利回り2.8%と利回り妙味もソコソコあり注目したい。

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