【株式市場】日経平均は一時263円安のあと回復し49円安

◆日経平均は2万7977円98銭(49円27銭安)、TOPIXは1963.20ポイント(4.40ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億4692万株

 3月31日(木)前場の東京株式市場は、王子HD<3861>(東1)などの紙パ株が取引開始から強く、トヨタ自<7203>(東1)や東京エレク<8035>(東1)は小安く始まった後堅調に転じ、日本郵船<9101>(東1)も切り返してジリ高基調となった。日経平均は原油相場の反発、NY株の反落などを受け217円安で始まったが、取引開始直後の263円29銭安(2万7763円96銭)を下値に持ち直し、午前10時40分頃には一時74円43銭高(2万8101円68銭)まで上げる場面があった。

 日本電波工<6779>(東1)が証券会社による投資判断など好感されて大きく出直り、エヌリンクス<6578>(東2)は30日公開の新ゲームに期待とされ3日連続大幅高。GEI<9212>(東マ)は三井化学との研究開発開始など好感され朝から買い気配のままストップ高。LAホールディングス<2986>(JQS)は自社株買い発表など好感され活況高。

 東証2部に31日新規上場となったノバック<5079>(東2)は午前9時21分に2630円(公開価格は3000円)で初値をつけ、高値は2680円、安値は2450円、前引けは2530円。

 東証1部の出来高概算は5億4692万株、売買代金は1兆3279億円。1部上場2176銘柄のうち、値上がり銘柄数は595銘柄、値下がり銘柄数は1503銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種が値上がりし、海運、パルプ紙、輸送用機器、ゴム製品、卸売り、非鉄金属、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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