INPEXが上値を指向、核融合発電に参入と伝えられ新たな期待材料が加わる

■「40年代の実用化めざす」などと伝えられる

 INPEX<1605>(東証プライム)は4月4日、1428円(9円高)で始まったあと上値を指向し、3月28日につけ2014年以来の高値1540円に向けて出直っている。核融合発電に参入し、「技術集め開発、新興3社に出資、40年代実用化めざす」(日本経済新聞4月2日付朝刊)と伝えられ、注目再燃となった。

 報道によると、2022年内にも国内外の新興数社と資本提携する方針で、京都大発の京都フュージョニアリング(京都府宇治市)、大阪大発のEX―Fusion(エクスフュージョン、大阪市)、ヘリカルフュージョン(東京・千代田)の新興3社に出資する検討に入った。海外企業とも資本提携へ協議するという。同社株はロシア・ウクライナ情勢の緊迫化を受けた原油相場の高騰などが買い材料視され上げ潮となっているが、新たな期待材料が加わる形になった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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