新日本科学はパーキンソン病薬の臨床試験など好感され再び上値を指向

株式市場 銘柄

■昨年11月以降1700円前後で上値を抑えられ今回は3度目の挑戦

 新日本科学<2395>(東証プライム)は4月4日、取引開始後に1739円(24円高)まで上げたあと売買交錯となっている。同日朝、子会社SNLD社が開発するパーキンソン病に対する経鼻レスキュー薬の国内第1相臨床試験で第1例目の被験者に初回投与したと発表し、期待が高揚したが、昨年11月以降、1700円前後まで上がると上値を抑えられる相場となっており、今回は3度目の挑戦。推移が注目されている。

 2021年11月に1870円まで上げ、2013年以来の高値をつけた。その後調整を経て出直ってきたが、1725円(22年2月)、1663円(22年3月)、1741円(22年3月)と3度1700円前後の水準で上げ止まっている。このため、目先は1700円台に乗ると戻り待ちの売り物が増える可能性があるとみられている。ただ、今回は粘り強い上げ方を見せており、売り物が後退してきた可能性はありそうだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  2. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  3. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  4. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  5. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  6. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る