アイリッジは東電タウンプランニングの「B-Cocoon」専用アプリを開発支援

■川越市「小江戸エリア」から実証実験サービス開始

 アイリッジ<3917>(東証グロース)は15日、東電タウンプランニング(東京都港区)が4月15日から実証実験として提供する自転車ロッカーサービス「B-Cocoon(ビー・コクーン)」の専用アプリ開発支援と、アプリへのファン育成プラットフォーム「FANSHIP」の導入を発表した。専用アプリではロッカーの検索から自転車預け入れ、決済まで行え、利用者は「B-Cocoon」を利用することで、高価なロードバイク等の盗難や悪戯の心配なく休憩や食事、買い物を楽しむことができる。

 近年、コロナ禍でも密を避けながら運動不足を解消し、また中長距離の移動手段として、自転車の利用が増えており、安心して利用できる駐輪ロッカーを求めるニーズも高いといわれている。その中で、東電タウンプランニングが2019年に実施した調査(サイクリスト600名)では、高価なロードバイクでは盗難の心配から観光地や公園周辺に近づくことが難しく、回答者の85%が安心して利用できる駐輪ロッカーを求めていることがわかった。

 「B-Cocoon」は利用者の自転車を守る堅固なロッカーとして、サイクリストが安心して休憩や食事、観光ができる環境を実現。サイクリストを中心とした新しいライフスタイルの創出が期待されている。ロッカーは会員登録無料で、時間制料金で利用できる(料金はロッカー設置場所により異なる)。

 専用アプリでは「B-Cocoon」への無料会員登録から周辺空きロッカー検索、自転車預け入れ、取り出し、決済まで行うことができる。預け入れや取り出し時のロッカー開錠はスマートフォンを活用したロック開錠と開錠後のハンドル操作による二段階で安心・安全に、支払いは専用アプリに事前登録したクレジットカードによって簡単・スピーディーに完了できる。また、アプリに導入されたアイリッジのファン育成プラットフォーム「FANSHIP」のプッシュ通知機能を活用して、新しく設置されたロッカー情報なども知らせてくれる。システム的には、AWSを活用したインフラ提供およびユーザー認証機能を提供することで、機密性の高いユーザー情報を安全に管理している。

 「B-Cocoon」は観光地として人気の川越市「小江戸エリア」から実証実験サービスを提供開始する。今後もサイクリストからの需要が特に高かった観光地を中心に設置場所を拡大予定で、2022年中に関東圏内に数十台の設置を予定している。アイリッジでは今後も、アプリのUI/UXおよび「FANSHIP」を通じて、B-Cocoonのファンづくりを支援していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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